短編1
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*平+雛
「あ〜暇やなぁ………。」
「…………やらなきゃならない仕事は山ほどあるんですけどね……。」
「ん?なんや桃、不機嫌か?………はっはぁ〜ん、さてはあのガキんちょと喧嘩でもしたんか?」
「その言い方親父臭くてなんか嫌………。」
「ずばりその通りやろ?喧嘩したんやったらサッサとお前から謝ってこい。」
「なんであたしからですか!?」
「やっぱり喧嘩か。」
「ち、違いますっ!」
「お前なぁ…俺の斬魄刀なんやと思てんのや、逆撫やぞ?嘘ついても簡単に見抜けるんや。ましてやお前の下っ手くそな嘘なんか逆撫やなかってもわかるわ。」
「う……逆撫ぇ…。」
「呻くな、怖いから。」
「あたし達のは喧嘩じゃありません!」
「ほぉー、ほんならなんや?」
「ち、ちょっと意見が食い違ったというか、タイミングが悪かったというか……。」
「喧嘩やな。」
「違うって言ってるでしょうが!」
「せやけど逆撫がそう言うてるから。既にお前が謝りたいと思てるのも知ってるで。」
「こらぁ!逆撫!人の心を読むなぁ!」
「逆撫に罪は無い。」
「十分あります!乙女心に土足で踏み込むなんて!この無神経斬魄刀!スケベ!パッツン!」
「最後の俺ぇ!」
「斬魄刀と主は一心同体です!隊長も同罪なんですよ!むっつりスケベなんですよ!」
「おま、お前なぁ…、お前の飛梅かて、まぁまぁ底意地悪いで!俺らのこと獣みたいに思てるやろ!毛虫みたいに思てるやろ!」
「セクハラ発言が多すぎるからですよ!言っときますけどね、女性死神協会じやあ隊長は危険レベル4、京楽隊長の次にランクインしてますからね!」
「嘘やぁ!」
「嘘かどうか逆撫に聞けばいいでしょ!ほらほらぁ!」
「やめてぇ!」
「仲…良さそうだな……。」
「隊長…帰りましょうか…。」