詩・短編

□君の隣の特等席
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君の隣の特等席


君の隣には
いつも僕が居た

そりゃ…もう
くっつき虫みたいに


だから…少し
不安だった

僕はずっと君の隣で
ずっと一緒に
居たいって思うよ?

だけど君はどうかな…
そんな不安が
いつも付きまとってた

一番でありたくて
一番近くに居たくて

…だけど…
迷惑じゃないかって…

君の言葉が信用ならない
訳じゃない…だけど

君は僕を一番に
思ってくれますか?

僕は一番がいいです
何よりも僕を
考えてくれますか?

僕は…こんな奴なんだ…
思っている事を
素直に表せない

君にこんなに
執着してるなんて…
嫌われちゃうかな…?


一人泣いてると

君から電話が掛かるんだ
「元気?」って


その言葉を聴いたら
僕は涙なんか
すっとんじゃうよ

見えない君に笑顔で
言うんだ

元気だよ!って


僕だけの特等席
…今はまだ…そう
…思ってていいかな?

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