Falling×Darkness

□漆黒の翼U
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その青年の動きはとてもしなやかだった。



後ろからの攻撃も振り向きもせず、まるで見えてるかの様に軽々とかわしていく。



弾を装填するのにもとどこおる事が無い。



ヴァンパイアに休む間も与えずに弾丸の雨を浴びせる。



馴れてるんだ…。



レストンは青年を見て感じた。



この様な依頼を受けるだけあって、戦いの術は身に着けているとは思っていた。



だが自分が思っていたよりも、彼はつわものかもしれない。



きっと幾度も戦闘を経験して来たのだろう。



無駄の無い動き。流れる様な動きはつい見とれてしまう程だった。



次第に自分の中で彼への期待が高まっていた。



と同時に複雑な気持ちも膨らんでいた。



何だろうこの気持ちは…
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