Guilty╋Trigger

□割れた飴玉
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場所は裏世界、ハガラズ。



捨てられた廃人や罪人が住み着く、テイワズが作った世界。



戦争の影響で、汚染された空気が漂い、ここで生まれた者には何かしら生涯を持ったものが多かった。



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古びた小屋の窓から、ボーッと外を眺める少年がいた。



その髪は白く、後ろ髪はツンツンと立たせている。



「おいリド、何さっきから外ばっかり見てんだ!手伝えって言ってるだろ!!」



リドと呼ばれた少年は、はっと我に帰った様に声がした方に振り向く。



そこには白いつなぎを着崩した、ブロンドの男、チカ兄ことルチカが立っていた。



「ごめんチカ兄、すぐ手伝うから!」



そう言うと同時にリドは窓からはなれ、ルチカの元へ駆け寄って行く。



「お前、何さっきから窓の外じーっと見てたんだよ?」



ルチカはいいながら寄って来たリドに荷物を渡した。



リドは荷物の重さにう"っとうなりながらもルチカの問いに答えた。



「ウェルが帰ってこないんだ。昨日には帰って来るはずだったのに…」



心配そうな顔をするリドと反対に、気にする様子も無く仕事へ向かうルチカ。



のんきに腹まで掻いてる。



「別に珍しい事じゃ無いだろ。予定より遅くなる時なんかしょっちゅうじゃねぇか」



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