小説1
□花火
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「なぁ…、花火…見に、行かねぇ…?」
「はぁ〜?花火だぁ?」
「うん、そ…花火っ…」
「今日は任務で疲れてんだよ…、他の奴らと行ってこいよ…」
「………」
「………」
「………」
「…ゔっ、……ゔお゙ぉいっ!!行けばいいのかぁっ?行けばっ!!」
「さっすがスクアーロ!!話分かんじゃん?」
「…で、どうやって行くんだ?」
「あ、それなんだけど…スクアーロ、チャリね?」
「……あ゙ぁ?」
「勿論二人乗りでっ♪」
「ゔお゙ぉいっ!!それが目的かぁ!ガキぃっ!!」
こうして、俺達は花火大会に行く事になった
車は混むし、バイクでもいいんじゃないか?と思ったが、王子は自転車で、二人乗りをしたいらしい…
「…ったく、我が儘な王子様だぜぇ…」
「だって俺、王子だもんっ」
ニコッと笑う、その笑顔に弱い
また、その笑顔を見たいと思う