08/27の日記
23:44
夢現覚涙
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暗がりに咲いた花は
暁の空を彷彿とさせる色
まるで闇に咲く星の様な
床へ誘う艶やかな唇の様
緑の渦に舞う花弁は
大空に散る教会の鳩の色
水底に漂う気泡の様で
太古に誘(いざな)う星屑か
シトシトと染み入る雨粒は
何物にも犯さない硬い色
夏の日差しの強さの様に
私の心に注ぐ涙でもあるのか
時に無情な運命(さだめ)は
闇夜に溶け込む紫煙と同じ
酷く無情に私達を切り裂き
貴方の姿を奪い去っていく
独り残され
独り泣き濡れ
独りさ迷う
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