08/22の日記

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サヨナラ、愛しい人へ
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静かに風が通りぬける
君の後ろ姿が寂しくて
迷える子羊の様だった

あの日、僕は夢を見た
大好きだった君の夢を
大切にしていたはずなのに
涙を流し、鳴いていた

それは夢ではなかった
僕の周りは、僕1人
君のいなくなった隣には
君の匂いだけが残った

冷たくなった僕の隣には
君の居た形跡すらなくて
激しい後悔だけが
僕の心に残った…‥

君と過ごしたテーブルに
君からの手紙が1通
最後まで僕の心配と謝罪
謝らなければならないのは

君ではなくて僕なのに

君と過ごした2LDK
僕、独りでは広すぎて
君の面影を捜していた

それでも月日は流れて
街では君の後ろ姿を捜し
よく似た人を目で追った
君の代わりは居ないのに

僕に抱かれる君の声が
耳にこびり付いて
消えやしないのは
解っていたと言うのにね

最後に君に逢えるならば
出逢った頃のそのままで
僕に笑いかけては
くれないかい?

僕は今でも思います
君の幸せそうな顔を
健やかなる事も
ただ、ただ、祈ります

街の角で君に似た
姿を見る度、祈ります
僕はダメな奴だったから
君を護れずに居たんだね

サヨナラ、愛しい人

サヨナラ、愚かな僕

サヨナラ、街の喧騒

サヨナラ、愛しい人

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