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□幸せの時間
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「鉄鎖の憩い場で花火大会があるらしいんやけど、わいらで行かへん??」
唐突だった。
カタリはいつも、どこでそんな情報を仕入れて来るんだろう。
そんな事を考えているといつの間にか話が進んでいた。
「それでいいか?マリア。」
「へ?あ・・・あぁ。
い、いいんじゃない?」
話を聞いていなかった僕は適当に相槌を打った。
皆がニヤリと笑ったのに、僕は気付かなかった
「しょれじゃ、しゅぐに準備しないと!
しゃフィニア、マリアも!
準備、てちゅだってね」
「は・・・はい。精一杯・・・頑張ります・・・。」
「う・・・うん。
何をすればいいの?」
「しょうね・・・まじゅは買出しに行きましょう」