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□なつ★こい
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「あ゛----…あっつい…」
「…それは、これが原因ではなかろうか…」
なつ★こい
「あ…?何か言った?」
「ですから、こうやってひっついてるのが暑さの原因じゃないでしょうかね中村さん。」
なんだよ、冷たいな、
とわたしを後ろからしっかりと抱き締めている中村さんが不服そうに呟く。
そんな中村さんに、
いえ、暑いです、
と即答すれば、また不機嫌な声で、なんだよ、嫌なの?、と返ってきた。
「…嫌じゃ、ない、です、」「だよな。」
「(だよな、って…)…けど、」
「けど?」
「…」
それきり黙り込んでしまったわたしを不審に思ったのか、中村さんは、なぁ、なんで黙んだよ、なぁ、とわたしの顔を後ろから覗き込んでくる。
「…なん、でも。」
「ない、わけあるか。何だよ気になる。」
「…」
「…あ、もしかして、俺、臭い!?」
「え!?いえそんなことは!むしろいいにおいで…あ…」
あぁ…余計なことを口走ってしまった……
ははは、恥ずかし…!
一瞬、間を空けてから、中村さんが口を開く。