text


□隼人が僕で僕が隼人
1ページ/3ページ

獄寺は何時もどうり、授業をサボって屋上に行こうとしていた。
そして、階段を登っていた所で落ちた。
下には雲雀が居て当たった。
それで今に至る────
けど至りきれない。

だって
「なんで雲雀が俺なんだよ!!」
二人の精神が交換されていたから。


隼人が僕で僕が隼人


「雲雀、夢か?夢だよな」
「夢じゃないよ、現実逃避は駄目だよ隼人」
どうしても夢だと思いたいらしい獄寺。
そんな時、ツナと山本が走ってきた。
「大丈夫!?獄寺君!!」
「大丈夫かー獄寺ー」
獄寺は笑顔で
「ハイッ!!大丈夫です、十代目!!」
と言った。
何時もなら普通の光景、でも外見は
……雲雀。
「うわあ雲雀さん!!あ…え?」
「五月蝿いよ、草食動物」
そこに中身が雲雀な獄寺登場。
「分かった!獄寺と雲雀はうにょーんってしゅばー!ってなったのな!!!」
何かが分かったらしいが何を表現してるのか分からない山本。
「(えーと山本は置いといて…)つまり二人は…入れ替わっちゃった…の?」

「流石十代目!!即座に気付くなんて」
何も気にせず雲雀の姿で褒める獄寺。
「あ…うん…」

キーンコーン……
授業のチャイムがなる。
「えと…獄寺君…じゃない雲雀さんどうするんですか?」
「ツナ、雲雀いないぜー」
「うわマジだ!くっそあのヤロー!じゃ十代目!俺応接室にでも居ますから!」
と言って走り去っていく獄寺。
(なんか凄い違和感あるなぁ……)



────────
「アレ、雲雀」
「やあ隼人、遅いよ」
雲雀は応接室のソファーに普通に座っていた。
「てめー先どっか行ってんじゃねぇよ」
「僕が群れるの嫌いなの知ってるでしょ?」「まあ…」
「ホラ隼人、こっち来なよ」
ほのぼのとした空気が流れた──
時。
「ちっげえええええぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
「どうしたの、隼人」
ちょっと焦った感じで獄寺を見る雲雀。
獄寺の前だと見事なまでに性格が変わる並盛の秩序。
「あのなあッ!このまま甘々になってもしょうがねぇんだよ!何の為に精神交換なんてネタ出したんだよ!!!」
「そんな現実的な事言っていいの!?」
結構焦りだす雲雀だったが、何かを思い付いた様にピクッとした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ