黒バス&その他&おお振り 

□お風呂にする?それとも私にする?
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「今日も疲れた……」


いつものように9時まで練習で、終わったときなんて自転車こぎながら寝そうになるくらいヘトヘトだ。
帰り道は朝の倍の長さに感じる。
その長い長い道のりを経て、やっと自分ん家の玄関にたどり着いた。

ほんとに疲れた…
風呂入ったら即行寝よう………

まぁ…疲れてはいるけど、練習はいやにならないから次の日もがんばろうって思えるんだよなぁ……

なんてしみじみ思いながら、玄関の扉を開けた。


「ただいま…」


「あっ、おかえり!あなた!」


え、あなた?

ありえない声と言葉におそるおそる顔をあげてみた。
ら、割烹着を着たうちの家族ではない本来家にいちゃいけないのが正座して待ち構えていた。


「あっ!あなた、どこ行くの?」


とりあえず閉めた。

っかしーなぁ……ここ、俺ん家だよな?栄口だよな??あれか、眠いから一瞬夢でも見たんだろ、うん、そうだ、絶対そうだ


「……………………ただいま……」

「おかえり!あなたったらどうしたの?帰ってきたと思ったら扉いきなり閉めるんだもの……心配しちゃったじゃない。あっ、カバン預かるわ」

「…………………………………」

「あなた??」

「なんでお前、うちにいるんだよ!!」


夢じゃなかった


「私たち、夫婦なんだからいるに決まってるでしょ??もー、勇人のおバカさんっ」

「なった覚え、これっぽっちもないんだけどっ!!なにいて当たり前な雰囲気出してんだよ!!誰だよ、入れたのぉっ!!」

「あぁ、勇人おかえりー」

「ねぇっ、なんかいるんだけどっ!!」


姉貴がきたから聞いてみると、


「もう勇人ったらいつの間にこんなかわいくていい彼女作ったの?しかも、結婚も考えてるんだってね!勇人も隅におけないわね!!」

「お姉様ったらそんなに褒めないでくださいっ、私なんて勇人に比べたら全然かわいくなんかありませんよぉ!」

「勇人なんかクソよ、勇人なんかにもったいないくらいよ!」

「いえいえ、私の方が勇人にもったいないくらいです!!私、勇人と会えてよかったです、こんな素敵なお姉様にもお会いできて本当に嬉しいですよ!!」

「まぁっ!これから勇人をよろしくお願いね!!私にできることがあったらなんでも言ってね」

「お姉様……」

「待て待て待て待て待て待て待てえぇっ!!!!勝手に話進ませるなって!!まず彼女になった覚えすらないからねっっ!!!つか、姉貴、さり気にけなしたよな!!??」

「じゃぁ、私、今からちょっと友達に電話するから、あんまり激しいことしないでね。あっ、ちゃんと避妊はするんだよ、さすがに子供は卒業してからね」

「………」

「ご飯おいしかったよ!勇人、がんばって男になってこい」

「ありがとうございます!お姉様!!勇人がんばろーね!!」


姉貴にこれほど殺意が芽生えたのは生まれて初めてだ

なにをいってもだめだ、こいつら

しかも、姉貴は言うだけいって部屋に戻っちゃったし


「もういい…お腹すいた…」

「あっ、待って、あなた!!」

「なに…」

「これ言いたかったんだ……あなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも……私にする?」


今日は降ろしちゃいけないはずの魔王が降臨しそうになった


***********************


ご飯が本当に美味しかったのがなんか癪だったけど、とりあえず風呂に入ってもう寝ようと思い部屋に向かった。

つか、アイツ、まさか泊まる気か?
それは百歩………千歩譲って諦めるとして、どこで寝るつもりだろ…
姉貴の部屋だよな、当然…


「はぁ……」

「あっ、お風呂どうだった?ふとん、敷いておいたわ」

「やっぱり嫌でもそうくるのかよっ!!!なんで俺の部屋にいんの?!なんで勝手にふとん敷いてんの?!ベッドあるんだけど!!つか、なんか枕が2つ並んでるんだけど!!!」

「勇人、落ち着いて」

「落ち着けない元凶にそんなこといわれたくねぇぇっっ!!!」


なんなんだ、こいつ
こっちは練習でヘトヘトだっていうのに……


「ほら…ふとんのほうが雰囲気でるじゃない?ギシギシうるさくないからお姉様さんと弟様にも迷惑かけないし。あっ、でも、勇人がベッドがいいっていうなら……そうする」

「そういうこと聞いてるんじゃないから。つか、なんもしないからっ!!」

「不束者ですがよろしくお願いします。あなた、熱い夜にしようね」

「ねぇ、人の話聞く気ある!!?誰がするかよっ!!」

「私、がんばるから……一緒に寝よ?」

「………」

「勇人が手ぇ出さないと、私が出しちゃうぞ☆」

「………………はぁっ……わかった、しょうがない」

「あなた……!!あんっ、いきなりそんな……勇人ったら、急がなくても……やんっ」

「…………」

「勇人…っ!!」


―――――――――暗転


「これでやっと静かに寝れる」

「んーーーーっっ!!!!」


すまきにして部屋から出してやった


明日も早いし、とっとと寝よう……


明日も同じようなことになるのは考えずにそのまま寝てしまったわけだ。





「おはよっ、あなた!!昨日は激しかったね☆」

「まっ、勇人ったら!」

「あたかもやっちゃったふうに言うなあぁぁっ!!!いい加減に出てけえぇっ!!!」






END


「巣山……今日、お前ん家泊まっていい?」

「えっ、あぁ…別にいいけど、なんかあったのか?」

「変態が家に住み着こうとしてる」

「はぁ?」



巣山の家にまでも出た、つか、ついてきた。



END

ぐっちが黒くないので、ギャグ集とべっこにしました。

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