テニプリ&イナゴ&男主置場 仮表

□犯人は誰だ?
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注)おならネタですので、王子様はおならなんか絶対しないわっという方はバック!!


地区大会が近々あったので、試合に出るレギュラーだけで部活会議をしているときにそれは起こった。


金「し〜ら〜い〜し〜、まだ終わらんのぉ?腹減って死にそうや!!」


蔵「まだ始まったばかりやで、金ちゃん。我慢しぃ」


謙「ちゅーっても、白石。ここにめちゃくちゃやる気のないやつらがいるん…


ブッ!!


……え?あ…」


謙也が呆れながら話している途中、遮るように明らかにその音は聞こえた。
ソレにしては、可愛げがあるとはいえないような音だった。
ソレというのは、窒素、二酸化炭素、酸素、メタン、水素、アンモニア、酪酸、二酸化硫黄、二硫化炭素、インドール,etc…所謂、「おなら」というやつだ。

通常、こういう場でしてしまったときと対処法としては、聞いてしまった側は瞬時に気がつかなかった振りをして何事もなく済ませるか、あえてネタとして笑いを巻き起こさせ安心させるか、なのだが、この時、謙也は微妙な反応をしてしまったため、いっきに部室の空気が気まずくなる。


謙「い、いや、すまん」


謙也、謝るがさらに状況を悪くしてるにしか思えない。


財「なに謝ってるんすか、謙也さん」

謙「ちが、いや…そういう意味で謝ったんやないで?な、なんとなくや」


携帯をいじっていた財前が顔をあげ謙也に鋭く指摘するが、気のせいか悪意がある気がする。謙也は面白いほどにうろたえ、聞かなかった振りを今更するつもりなのか妙なフォローをするが悪い方向に向かってるのは確実だ。

謙也が言葉を発したあと、一瞬シーンとなる。
気まずい謙也。

そこで、爆弾が


金「誰今、屁ーこいたのー」


爆弾を投下した。この子はやると思っていた、遠慮というものをまだ知らない子だからな。


財「俺は絶対しないっていう設定なんで、どうせ謙也さんとちゃいますか?」


まだ爆弾がいた。
遠慮というものをあえて知らない子、財前が金ちゃんの話に乗っかってしまった。

財前に振られた謙也は


謙「どんなアイドル設定やねん!!ちゅーか。俺やないし!!だいたい俺の話遮って、屁ェされたんやで?もし俺がしたら話なんか止めんちゅー話や!!」


変に胸を張る謙也、胸を張るところじゃない。


財「それはそれで引きますわ〜」


的確に心にダメージを与える財前、さすがだ。


謙「うぐっ!そ、そもそも、俺んところからせぇへんかったやろ!?」

財「まぁ、確かに。じゃぁ、せやったら俺でもないっすね」


確かに。
財前の言うとおり、私から見ても謙也と財前はシロだ。それ以前に、謙也はともかく財前は人前でおならなんか死んでも絶対しないだろう。

まぁ、これで犯人探しが確実に始まってしまったわけで、犯人が不憫でかわいそうだ。


謙「そや、俺らは確実にありえへんっ、そういえば、なんかそこら辺から聞こえたで!!」


謙也と財前が座ってるところは、白石が立っているホワイトボードから一番離れている。謙也が指を差した先は白石が立っている前方部分だ。
前方部分には小春ちゃん、ユウジ、金ちゃん、副部長がいる。

なので、後方部分にいる千歳と師範は対象外となった。
一応二人にも聞いたが、


千「俺はみんなばいる場所では出してもすかしっ屁だけたい。無我パワーでそげんくらいのコントロール、朝飯前ばい」


たち悪いことを親指たてながら言わないでほしい。というか、無我をそんなものに使うな、意味がわからない。
師範は


銀「ワシはそないな煩悩…」


師範が言いたいことはなんかわかった。ようするに我慢してるってことだ。煩悩とか言う前にそれは生理現象だからそんなことずっとしてたら腹を壊すよ。

そんな2人はさておき、前方部を見てみるとちょうどユウジと謙也が言い争いをしていた。


ユ「小春が屁なんかするわけないやろ!!お前、アホちゃうか??!!」

謙「お前に言われたないわ!!小春かて屁の1つや2つするに決まっとるやろ!!」

ユ「あかん、こいつあかん。小春はんな汚いもん絶対せぇへん!!ちなみに糞も小便も小春はせぇへんのや!!そうやろ、小春!?」

小「ユウくん、それは乙女のひ・み・つ、やでっ☆」

ユ「小春うううぅぅぅっ!!!!」


もう誰がおならをしたかの話をしていない。

ユウジと小春ちゃんが2人の世界に入ってしまい、謙也は完全に蚊帳の外となり、財前に「付き合い切れへんわ」と愚痴をこぼす。
が、財前は携帯を取り出し生返事を返すだけだった。


財「小春先輩がしてへんのやったら、もしかしたら、一氏先輩…かばうふりして本当は自分がしたんとちゃいますか?」


財前は気にしてないふうを装っているが、内心、おならをした犯人が知りたいのだろう、話をもどそうとする。


ユ「なんやと!!小春はしてへんのは確定やけど、俺かて違うわっ!!小春の前でそんなヘマはせぇへんで!!」


まぁ、確かに。
確かに…かはわからないが、彼らならもしおならをしても隠さずそれすらもネタにしてしまうので、ユウジと小春ちゃんは違うと思う。


謙「そんなこと言うてホンマはしたんやろ!?」

ユ「してへんちゅーとるやろ!!そんなこと言うとる自分のほうがしたんとちゃうか!!人のせいにする前に自分の心に手ェ当てて考えてみろや!!」


まだ謙也とユウジはムキになって言い争いをしている。小春に関しては飽きたのかイスに座って、ギャルさながらにデコった鏡を見だしてしまった。


財「ちなみに、金ちゃんはちゃうやろ?」

金「ワイ、屁ーこくときはちゃんと言うからな!!今回はちゃうで!!」


財前も金ちゃんは違うとわかっているらしい。
金ちゃんは確かに自分から言うし、自分で報告する。そもそも彼がこの騒動の火蓋を切ったのだ、彼なわけがな…そういえば、白石がさっきからずっとしゃべらないし、俯いてる。どうしたんだろう?


「白石?さっきからしゃべってないけどどうしたの?」

蔵「えっ!!!い、いいいや!な、なんもあらへんよっ!!!??」


白石に声を掛けてみると、白石は明らかに大袈裟すぎるくらいにうろたえる。
……………まさか…


「もしかして……白石がした…?おなら」

ユ謙「「え?」」


ユウジも謙也も言い争いをやめて一気に部室が静まって、みんなの視線が白石に向く。


蔵「はっ!!?な、なに言うとるん!?そ、そんなわけないやろ?!ぱ、完璧な俺がそんなもんするわけないって!!」


爽やかな顔に冷汗を吹き出させ、必死に弁解する。
しかし、それは自分で自分を追い詰めているだけで、きっと白石本人もそれに気づき始めているのだろう。
気のせいか、涙目になってきている。


蔵「ちゃうねんっ!!ホンマにちゃうねんでっ!!ホンマに…」

「白石…」

「う…っ!!だ……だって、しゃーないやん!!ちょっと腹の調子が悪ぅて、絶対我慢しようと思うとったけど、それでも我慢できんで音出さんとしようとしたけど、思った以上に音出てしもうて、それで、それで、…う、ひぐっ、お、俺かて好きで屁こいたわけやないもん!!」


ついに認めた…というより、逆ギレした。そして、完璧でバイブルと言われた男が泣き出してしまった。


謙「す、すまん、白石、俺が反応してしまったばっかりに…」

ユ「そんな泣くなや、白石。屁の一つや二つ、誰でもするって!ほら、たぶん氷帝の跡部ってやつもきっとこきまくりやで!!せやから別にお前が屁しても全然おかしないって!!」

財「そうっすわ、俺もさっきはあんなこと言いましたけど、全然屁こきますから気にしんでください」

金「まーでも、白石でもあんなものごっつい屁ェこくんやなー」

蔵「…ッ!!」

小「ちょっ、金ちゃん!!」


みんな慌てて白石を慰めるが、金ちゃんのKYな言葉に白石はふるふると震え始め、目にいっぱい涙をためる。
もうバイブルも形無しだ。


蔵「う…」


しょうがない、私の出番のようだ。


「白石、ほらおいで。ぽんぽんしたあげる」

蔵「##NAME1##…ッ」

「白石がどんなおならしようが、私は白石のこと嫌いにならないから。王子様だっておならくらいする、だって…人間だもの」

蔵「う…##NAME1##ー!!」

「よしよし、もう泣かないの。浪速のバイブルで部長でしょ?ほらほらいつもの絶頂はどうしたの?」

蔵「ん、え、絶頂ィー…ッ!!うわーんっ!##NAME1##、ホンマに好きや!!」

「私もだからね、ほら、ぽーんぽん」


こうして私は白石をゲットすることに成功した。

千「##NAME1##、白石と付き合ってなかとね?」

「あぁ、付き合う計画は立ててたけど。まさかこんなチャンスがくるとは」

千「怖かー…」



end

はい、くだらない話でしたーw←

まぁ、私は白石のおならなら吸い込んでもいいがな!!←
気持ち悪いことを言ってしまってすみません、だが後悔はしてないww←

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