ルルカレ

□〜Ring of Fate〜
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しかし、紅蓮の足元には整備中のラクシャータが佇んでいた

「あら?どうしたのカレンちゃん?出撃命令は出ていないはずだけど」

「ラクシャータさん、私はあなたを巻き込みたくはありません。紅蓮のキーを渡して頂けませんか?」

「そんなに恐い顔しなくても…分かってるわ…ゼロを…ルルーシュ皇子を追うのでしょう?」

「そうです。邪魔されるというのなら…」

「勘違いしないでね〜私は"ゼロ"に招かれたからこそ黒の騎士団に加わったのよ?まあ、確かに最初は面白そうだったからなんだけどねぇ」

ラクシャータは煙管を傾けながら軽い口調で語る

「それに私にとって紅蓮は我が子みたいなものなんだから!カレンちゃんが彼の元に行くのなら私も一緒に行くわ

「ラクシャータさん…本当に良いんですか…?」

ラクシャータの予期せぬ返事に困惑気味のカレンが尋ねる

「もちろん。さて、私も暁の起動準備にかかるかなぁ」

そう言いながら、ラクシャータは桃色に塗装された暁…カレンは知らないが、それはC.C.専用の機体であった…の起動準備に取り掛かる
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