ルルカレ

□〜Sweet Tea Break〜[AFTER]
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〜Sweet Tea Break〜

――とある昼下がり

テーブルの上には香り高いエスプレッソと甘い林檎のタルトが載っている。

「うーん、美味しい♪」

「ありがとう、カレン。しかし本当に美味しそうに食べるな?」

「///…そ、そんなこと」

ルルーシュは悪戯っぽく笑いながら言い、カレンは恥ずかしそうに俯く。


今日はC.C.とナナリーは庭園の方に出かけているので、ルルーシュはカレンと2人だけのティータイムを楽しんでいた。

ナナリーも目が見えるようになってからは、昔のように活発な一面も見られるようになった。

カレンはもちろん、意外なことにC.C.もよくナナリーと一緒に遊んだり、出かけたりしてくれている。

(あいつも意外と面倒見が良いのかな?)

と最近思うルルーシュ。

「それにしても本当、ルルーシュは料理が上手よね〜私も見習いたいわ…」

「カレンもかなり上手くなったと思うぞ?この前のオムライスは口五月蝿いC.C.でさえ絶賛していたし」

「でも、ルルーシュって洋食、和食、お菓子まで何でも作れるじゃない…? その…私も…」


「う、うん。ありがと、ルルーシュ」

ルルーシュの優しい言葉に、カレンは嬉しそうにルルーシュに身を寄せる。

「「…ふぁあ」」

暖かく心地よい春の陽射しは自然と眠気を誘ってくる。

2人同時に思わず欠伸をしてしまい、互いに顔を見合わせて笑い合う。

「何だか眠いな…」

「うん。よ、良かったら…その…してあげよっか?…膝枕…//」

「!?…それは嬉しいな」

ルルーシュは一瞬驚いたものの、カレンの言葉に従い、カレンの膝に自らの頭を預ける。
当のカレンも「何て大胆なことを言ったんだ…」というような様子で恥ずかしそうにしている。

2人はしばらく他愛の無い話をしていたものの、小春日和の心地よさに負けて、いつの間にかすやすやという規則正しい寝息が聞こえてくる。






――2時間後

目を覚ましたルルーシュとカレンの目の前にあったのはナナリーたちと出掛けたはずのC.C.の姿。


「ルルーシュ、膝枕ぐらい私だってしてやるぞ?」

C.C.はニヤニヤと笑いながらルルーシュに言葉を向ける。

「し、C.C.!何故ここに居るんだ!?」

ルルーシュも慌てているのか普段の冷静さは微塵も感じられない。

「おい、大体今は何時だと思ってるんだ?それにしてもカレンも大胆になったな?」

C.C.は今度は悪戯っぽく笑いながらカレンに言葉を向ける。

「///」

カレンは今更ながら恥ずかしさが増したのか、頬を染めて俯いている。

「まあ、とにかく早くダイニングに来るんだな。こんな所で寝てたら風邪をひくかもしれないし、第一咲世子が腕を振るってくれた料理が冷めてしまう」

「あ、ああ、そうか。すぐ行く」

「わざわざありがとう、C.C.」

その後、ナナリーや咲世子にまでもからかわれた2人が赤面しっ放しだったのは言うまでもない。

〜Fin〜

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アルビオン様のリクエスト作品です〆
甘々なルルカレ、だけどC.C.に弄られるのはデフォですかね()
 

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