ルルC(All Character)
□〜Christmas of Rebirth〜[AFTER]
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「ルルーシュ様、ツリーはこちらに?」
「ああ、ジェレミア、そのまま頼む」
「了解しました」
「ジェレミア様、私もお手伝しますよ」
「ああ、ありがとう」
ジェレミアが屋敷のエントランスに立てているのは3mもの巨大なクリスマスツリー。
加勢に加わった咲世子は持ち前の素早さであっという間に飾りを付けていく。
クリスマスイヴの朝、ルルーシュたちはその準備に追われていた。
ジェレミアとアーニャも数日前からルルーシュたちの屋敷に滞在し、共にクリスマスを迎える準備に励んでいる。
「お兄さま、こんな感じでよろしいでしょうか?」
「こんな感じかな?ルルーシュ」
「うん、それで良いよ、カレン、ナナリー」
ナナリーとカレンは2人で食器、キャンドルなどの準備をしている。
「おい、アーニャ、それは;」
「良いの、良いの♪」
「いや、流石に私でもそれは…」
「おい、C.C.、アーニャ…お前たちの美的センスをとやかく言う筋合いは無いが…これはいくらなんでも」
「ルルーシュ、私を一緒にするんじゃない!これは殆んどアーニャがやったんだぞ」
「そ、そうなのか…じゃあ、アーニャ…」
「…細かすぎ」
「…は?」
「ルルーシュは何でもかんでも細かすぎ…何でもかんでも計算ずくで疲れないの?」
「うっ…何故だかアーニャに言われるとグサリとくるな…」
「でも、別に悪いとは思わないけどね」
そう言ったアーニャは悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「そうそう、それがルルーシュらしさよ」
「そうですね、カレンさん♪」
カレンの言葉にナナリーも続く。
「とにかく、皆てきぱきと進めて早く準備を終わらせよう!」
「「「おおー」」」
それから準備も進み、昼過ぎには全ての飾り付けと準備が終了した。
――夜
キャンドルに灯る幻想的な光の下でささやかなクリスマスパーティが開かれていた。
「C.C.ってば!私の味覚に文句つけないでよね!」
「いや、他の料理ならまだしも、この私が腕を振るったピザにこんな…!アーニャ、これはピザに対する冒涜だぞ!」