ルルC(All Character)
□〜Dear My Brother〜[AFTER]
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「まあ、お兄さまがそんなことを?」
「うん、そのまさかなのよ。それでね…」
麗らかな陽気の午後
カレンはナナリーに誘われて、ささやかなティータイムを楽しんでいた。
テーブルの上にはクッキーと紅茶
それは共にナナリーのお手製だった。
「それにしても、ナナちゃんは本当にお料理とかお菓子作りが上手ね〜」
「いえいえ、カレンさんのお料理もとっても美味しいです♪」
「ありがとね〜」
ナナリーはカレンに笑顔で応える。
「「でもやっぱり一番は…」」
「ルルー……」「お兄さ……」
2人の声が見事に重なり、お互いに顔を見合せて笑い合う。
「「フフフッ」」
「ナナちゃんとこうして、ルルーシュのことを話せる日が来るなんて思ってもみなかったなぁ」
「私もです。政庁に居た頃もカレンさんと、あんまりお話し出来ませんでしたし…」
カレンがエリア11政庁に拘留されていた時も、ナナリーは真っ先にカレンの待遇を改善し、ローマイヤの反対を押し切ってカレンの下へ来てくれていた。
しかし、ことごとくラウンズの邪魔が入り、まともに話すことは出来なかったのだ。
「でも、今はこうして平和になった」
「そうですね」
「そして、これからもずっと一緒ね、ナナちゃん」
「はい♪カレンさん」
その様子は端から見れば、誰だって本当の姉妹だと答えるかもしれない。
ナナリーとカレンは根っからのお兄ちゃんっ子であり、気が合うのも当然なのだろう。
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「お兄さまは私が寝込んだ時なんか……」
「うわぁ…ルルーシュならやりかねないなぁ;;でも、それだけナナちゃんは愛されてるのよ」
「そ、そうですか…///」
ナナリーは微妙に頬を赤らめる。
カレンから見ても、ナナリーはとても愛らしく守ってあげたくなる気持ちもする訳で…。
「ルルーシュは良いお兄さんだね」
「はい♪」
(優しいお兄ちゃん…ルルーシュ…)
「2人とも、何の話をしてるんだい?」
ナナリーとカレンのルルーシュ談義が盛り上がっているところにご本人登場。
ナナリーとカレンは
笑いながら目配せをして、
「「ナ・イ・ショ」」
と答える。
ルルーシュはよく訳も分からず、ただぽつんと佇んでいた。
〜Fin〜
ナナリーとカレンのお兄ちゃんトークは是非とも本編で続きをして欲しかった(^^;)
伏せの部分は皆様のご想像にお任せします(笑)