綴じた言ノ葉
□Ablehnung
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キミなんか消滅すれば良いのに
あまりに我が儘だから
……━━Ablehnung
"所詮"……
そう言って割り切った筈なのに
弱いキミは私を裏切って叫び出したね
狂った様に叫ぶキミは
酷く醜く
酷く滑稽で
酷く重い錠を背負うかの様だった
私は眺めながらひっそりと嘲笑った
馬鹿じゃないの
キミの方から全てを拒絶しているのに
何て傲慢なの
そんなだからキミは報いを受けてるのがわからない?
私は拒絶する
だから諦める
矛盾しているキミを打ち消して
私が生きる
これが、宿命なのだから。
果敢な
兵のように、
全うして、それから直ぐに
……死んでやる。
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