お話小箱
□Girls'Time
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そういうとティナはセリスの着る服を探し始めた。
「ちょっと!ティナ!」
ティナは構わずセリスの荷物が入っているクローゼットをあさる。
…が、少しも洒落っ気のあるような物は無い…
「セリスって、いつも街で何買ったりしていたの?」
「え?新しい武器とか防具とか、剣を手入れする道具とか…」
「はぁ〜」ティナはがっくりと肩を落とし落胆の表情を見せた。
「セリスぅ〜、普通に生活する物で買った物はないの?」
「あ、あるわよ!」
「何?」
「本とか…」
(本って生活用品?)ティナはそういいながら再び落胆してみせた。
「まぁ、いいわ。昨日、沢山戦って収入も増えたし、何か今まで見たり、選んだりしたことが無いようなもの、買いに行こう!」
「…駄目よ!あれは皆のお金じゃない!」
「大丈夫よ!昨日、エドガーに飛空艇を降りる前に買い物しても良いって許可もらっておいたから!」
エドガーに相談するあたり、ティナは賢い。これが相手がカイエンだとすると今のセリスの様にダメ出しされるだろう…。
セリスは仕方なしにティナに誘われ戦闘向きの服で出掛ける事にした。