お話小箱

□Girls'Time
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ここはジドール…貴族などが集う高貴さが漂う街。

昨日、一日中戦闘を繰り広げていたセッツァー、ロック、ティナ、セリスの4人は全身全霊を使い果たし深い眠りについていた。


日は高く昇り始めた昼近く…

ティナが目を醒ました。
「ん〜よく寝た〜♪」上体をしっかり伸ばしベッドから飛び降りる。

部屋のカーテンを開けると昼近くなった太陽の光が燦々と部屋に注ぎこまれてきた。

「良い天気ね。」
ティナの背後から優しい声がした。振り向くとセリスも起きて窓辺に近づいて来ていた。

「こういう日はゆっくりしたいわね…。」
「えぇ、でも、外に出てストレス解消もしたくない?」
「?」
どこか悪戯っぽく笑顔を見せたティナがなにを考えているのかセリスには理解できず首を軽く傾げた。

「出掛ける用意しようよ!」そう言うとティナは着替えたり、髪を整えたりいそいそと外出の準備を始める。ただいつもと違うところはその外見が戦闘向きではないという事だった。

「どこへ行くつもり?そんな格好で…」セリスは戸惑っていた。
「女の子のストレス解消といえば――お買い物――でしょっ?」
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