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□孤独な少年
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気づいたら、俺は一人だった。


誰も、俺を見てくれない。


誰も、俺に笑いかけてくれない。


誰も、俺に気づいてくれない。


誰も、俺の話を聞いてくれない。


誰も、俺を信じてくれない。


誰も、誰も、誰も。


・・・信じていた仲間も、家族も。


本当に、誰も見てくれなかった。


「大丈夫か!?」


・・・ああ、貴方は誰ですか。

俺に手を差し伸べてくれる、貴方は・・・

視界に入った金色と水色。

差し出された手を取ろうとして、俺の意識は途絶えた。
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