NOVEL

□XANXUSの秘密※微
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大空のリングをかけての戦いの後、ヴァリアーのみんなは反省会をしていた。
XANXUSとスクアーロを除いて。

「レヴィがあそこで勝ってたのにさぁ」
「結局最後の大空で負けちゃったら意味ないわよねぇ」
「しししっ王子もうなんでもいいやー」

ざわざわと反省会なのかそうでないのかわからない話し合いをしているとき、マーモンが一言ぽつりと漏らした。

「ボスってさ、8年眠ってたわけでしょ?」

周りが興味を示し、反省会をやめてマーモンの次の言葉に期待する。

「あっちの教育とか知らないよねぇ」
「あっち…って、あっち?」
「うん、性教育」

いきなり何を言い出すのかと思えば…とレヴィが顔を真赤にしてわたわたしている。
その横で、すごく楽しそうにルッスとベルが話に食いついている。

「ボスって意外と肌の色白いじゃない?」
「顔にある痕って体にもあるのかなぁ」
「いっそ剥いでみたいよね」
などと変な方向にもつれて行ったが、結局最後は、"ボスのアソコ"の話題になっていた。

「ボスのって体と一緒で白いのかしらー」
「そこにもキズあったらおもしろいのにねー」

あはあはとルッスがいやらしい笑い声をあげていろいろと想像している一方、ベルは手をわきわきさせて息を荒げている。

「(変態ばかりだ…)」
レヴィが部屋の隅に体育座りをしてその光景を生温い目で見守っている。

3人がボスのナニについて話を盛り上げていたとき、ベルがとんでもないことを言い出した。

「しししっボスって態度でかいしガタイもいいけど意外と祖チンだったりして」


―シーン…


一気に部屋が静まった。
レヴィが固まった。
その場で話をしていた他の2人も固まった。
固まったまま、2人の脳みそが物凄いスピードで回転し始めた。

―ピ・ピ・ピ・チーン

「どあははははははははは!!!!!」
「ぶははははははは!ひーっ!!」

げらげらとみんなが笑い転げた。
レヴィは1人、どこかの花園に行っていた。

「あはははっやだー!ベルちゃんたらもー!!!」
「ハハ、まさかボクよりすごいことを言うやつがいたとはね」

だって王子だもーん、とベルはふんぞり返った。

そこに、少し乱暴な足音が近づいてきた。
そして勢いよくドアが開けられた。






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