感想、誤字脱字がありましたらお願いします!
□拍手(元就/学園)
「えーと…スミマセン、どちら様でしょうか…?」
「我と付き合え」
「はぃ…?」
皺一つないYシャツに薄いフレームの眼鏡をかけた美形
その彼の口から発せられた言葉は、ウチにとったら…
古代文字と同じだった
「……いきなり意味わかんないんだけど…
というかね、知らない人と付き合えるわけないでしょうが!!!
真面目そうな顔してバカなわけ?!」
その言葉にフゥ、と元就は溜め息を吐き出しながら眉間を押さえた
「…我は毛利元就、学校では風紀委員をしている」
「ぇ、ぁ…はぁ…?」
「これで構わんな、付き合え」
「……ぁ、あのねぇ…自己紹介すればいいとでも!?
会ったばかりの人物とお付き合いが出来る程、見た目と違って、ウチは軽くないから!」
「我に逆らうのか…愚かな」
「な…愚かって…!あぁ、もう!よくわからないけど、逆らうに決まってるでしょ!
――毛利なんとか!(ビシッ!)
アンタに従う道理はない!」
「我に従うようにと、校則では決められているが?」
「な、何それ?!どんな校則よ!」
"横暴な校則"
(お付き合いなんて…!!……は、恥ずかしいやつ…)
(なんと五月蝿き娘よ。早く指導室に連れて行かねばならんと言うのに…!)
「えっ?指導室??」
「それ以外に何があると言うのだ」
「……。」
顔を真っ赤に染める彼女を見て元就は、わけもわからずに、自分の顔を赤くなるのを感じた
(い、意味が分からぬ…)
(うわッ…ウチっ、ダサッ…!!!)