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□April
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アカシア(秘密の愛)
【審判の日】真っ黒ルーク最終章



「どうしたぼーっとして。俺の顔でマヌケな顔してんじゃねぇよ」
「マヌケじゃねぇ!べっつにいいよ、だってアッシュの方がかっこいいから」
「…はぐらかすなっ!」


だってまさか言えないじゃん。
もう隠してるの飽きたなんてさ。
つーかアッシュと一緒にいたくてもー限界。

なぁーんて思ってたらさ、やっぱり神様は俺の事好きみたいで、まさかの展開。








「アッシュは騙されているのですわ!彼は、わたくしを罵倒する様な人です!それに男同士なんて…目を覚まして下さいまし、アッシュ!」


何を思ったかいつもの定期報告でアッシュが居る時にいきなりそんな事を言い出した。

行動力あるなぁ。

幸か不幸か、他には誰もいなくて三人だけで。
もしかして、修羅場ってやつ?


「そんな出来損ないのレプリカとわたくし、どちらが大切なんですの!?罪無き人を大勢殺めたレプリカと!」


ハイパー差別。
レプリカって言うか、俺が嫌いなんじゃん。
大好きなアッシュを奪った泥棒猫ってとこ?


「……ナタリア」
「だって、約束しましたわ貴方と…!わたくしを裏切ってあんな最低な人格のレプリカなぞと…!」


ごめんなさいね、性格捩曲がってて。
つーか最低呼ばわりされる筋合いもないんだけど。
とりあえずウザい。


「……あ、その……っごめ……なさ…い。お、れ…なんて…いない方が……いいよね……呼吸して、ごめんなさい…生きてちゃ、いけないね………?」


涙落として美しく退場……俺って演技派ー!

ああ、荷物全部持っててよかった。
このまま逃げようか。
もう気を使って皆と居る必要も無いしね。

それに…



「……ルーク!!」
「あ、しゅ………なん、で…俺なんか……?」
「……俺は、お前を守りたい。お前を傷つけるヒトから………それが、俺の過去とのケジメだ」
「……ふ、っく……俺、レプリカだよ…?ほんとにいいの……?」
「お前じゃないと、駄目なんだ」


ああ、やっぱりアッシュは俺を選んだ。
俺の勝ちだよお姫様。


同情は、しない。


選択を間違ったのは、貴女なんだから。

END




悪女じみたルーク(笑)
アッシュがいい具合に頭足りない感じです

ルークがマジで演技派…
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