12/03の日記

00:09
いやっほい!
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クリスマスプレゼントを貰ったよ!ななな何と!戯言シリーズが全部揃っちゃったんだぜいやっほぉい!
こ、これであと5年は持つな←

何か兄貴曰く、私は明日学校に行ったら机が真っ二つに割られてるらしいです。ついカッとなった教頭先生の手によって。
ワケわからん…



そう言えば菊さん夢って書いたことない気がする…

ので書いてみた


「愛と誠」




「行ってきますね」

「…行ってらっしゃい」


今日もまた、彼は戦に赴いて行く。それを見送ることしか出来ない私は、なんと無力なのだろうか。


「ただいま戻りましたよ」

「…おかえりなさい」


日に日にやつれていく顔。
薄くなる身体。
痛々しい、傷跡。
見ていられない。
見ていたくない。
彼は、彼は。


「行ってきますね」


今日も、彼は行ってしまう。
私を残して、危険な場所へと。
それでも私は、見送ることしか出来ないから。
無力な私は、それだけしか…


「…行ってらっしゃい」



***



「っ菊!?」


いつもより遅く帰って来た菊は血だらけで、目を怪我しているようだった。


「早く手当てをっ…」

「すみません…」


そう言って、彼は弱々しく微笑んだ。

泣きたくなるのを必死で我慢しながら、手当てをした。

謝りたいのはこっちの方だ。
何もできなくてごめんなさい。
力になれなくてごめんなさい。
大好きなのに、大切なのに。
守れなくて、ごめんなさい。



***



「行ってきますね」

「なっ!?」


今日も彼は、同じように出ていこうとした。
まだ怪我が治りきっていないにも関わらず。


「待ってよ…菊」

「すみません…」


彼は困った顔をして笑った。
どうして謝るの。
謝らないで。
「行かないで」なんてただの我が侭だってことはわかってる。
でも、これ以上彼が傷付くのを見ていたくなかった。

今までずっと、泣きそうになるのを堪えてきた。
一人になりたくなかった。
今にも倒れてしまいそうで、そんな彼を見ているのが辛かった。



「ねえ、菊。お願いよ…」

「…すみません。でも私は、行かなければならないのです」

「どうし、て?」

傷だらけになって、ボロボロになって。

それでも彼が戦場に向かう理由は、何だというの。


「私は…国です。私は、一人の人であると同時に、何万人もの人を背負っているのです。私が行かなければ、誰が行くというんですか」

「っ…」


その通りだった。

彼は、全てを受け入れてまっすぐに立っていた。

人々のため、他の国達と並ぶため、彼は戦っているのだ。

その姿はとても、とても、美しかった。

そんな彼に、「行かないで」とはもう…言えなかった。


「……行って、らっしゃい…」

「気を、つけて…必ず、必ず、無事で帰ってきて」

「愛しているわ」



「ありがとう、ございます」



彼は、私を抱き寄せると触れるだけの口づけをして


「私も、愛しています」


そう囁いた。











暗い!なんだこれ…
眠さMAXの状況でかいたらこんなんになった…



☆コメント☆
[くら] 03-31 18:20 削除
俺の涙を返せ!!!

いや、落ち込んでるときに読んだからまじで泣いてしまったんだが。

めちゃ過去の記事にコメしてごめんねー

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