短編

□時雨月の奇怪
1ページ/48ページ

















『この世は、お前から見たらどう見える?』


『愚かじゃないか。人は、弱いくせに強がり、泣くくせに…』


『人はしぶといだろう』


こうやって月を見ながら


盃を交わしたのはいつのことか


人の一生は短いものだ


嗚呼、だからこそ


美しいのだ


あの月のように



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ