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□中身を見せて
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ねぇ、アイ?
見せてよ、アンタの中身。
「お断りします」
「ちぇー……」
違うよ。アイ。俺が知りたいのは……
「アイの心の中身だよ」
「………」
「俺は、アイの心の中身が知りたいんだ」
「………」
アイは相変わらずの無反応。
その無反応の顔を赤く赤く染めてみたい。
血で染めるんじゃない。俺という名の男の行動で染めたいんだ。
俺はアイの型に手を置き少しだけ、背伸びをした。
「夕食、カレーでいいですか?」
アイが向こうを向いたまま、言った。
「うん。でも、やっぱりさ」
「アイを食べたい」
「ご勝手に」
ねぇ、アイ?アンタ、今さ。『お断りします』って言わなかったよ?
期待しても、いい?
俺はアイを椅子に座らせて、抱き締める。
そして、耳元で囁く愛の言葉。
「アイが大好きだから、アイの中身を知りたい」
すると、アイは顔を赤くして……
「別に構いません」
って言ったんだ。
少しずつ、アイの中身に近付いてるって自惚れてもいい?
大好きだよ、アイ。
end
◆◆初Xアイです。大好きなのにな。Xアイ。失敗です(泣)◆◆