第二部
□第37話 女の戦い@〜幼女ロボとチビッコ真祖〜
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日も落ちて辺りが闇に包まれる頃、エヴァ邸(新築)へと走る人影が一つ…
「エヴァちゃーん!!」
バタン!!
「エヴァちゃんエヴァちゃん!ちょっと聞いてよエヴァちゃ…」
エヴァ「えぇいうるさいぞ貴様ぁ!!」
バキッ!!
「Σぐはぁっ!?」
隼人はノックもせずにエヴァ邸へと上がり込み、エヴァに詰め寄る。
…が、エヴァのカウンター気味のフライングニーが見事に顎にヒットし、隼人は呆気なく床に崩れ落ちた。
エヴァ「ハァハァ…な、なんなんだ一体…」
千歳「…にぃいぃ〜さぁ〜まぁ〜!!」
エヴァ「…ん?なんか遠くの方から声が…Σごふぁっ!?」
エヴァは開けっ放しになっていた玄関から飛来した高速の鉄塊に吹き飛ばされた。
その鉄塊の正体は、つい数十分前に隼人が起動させた少(幼)女ロボ・有栖川千歳であった。
エヴァ「ぐ…なんだ貴様…」
千歳「ちぃの兄様に危害を加えるヤツは、たとえチビッコでも許さないんだからぁ!!」
千歳はよろよろと立ち上がるエヴァに向かって仁王立ちで精一杯威嚇する。
エヴァよりもさらに頭一つ程小さな千歳がエヴァをチビッコ呼ばわりするのもなんだが…(汗
エヴァ「ムムッ…貴様にチビッコ言われる筋合いなど無いわチビロボがぁ!!」
…ガチャ…
茶々丸「…どうかしましたかマスター?」
両者火花を散らしながらにらみ合う中、奥の部屋から仮ボディに換装した茶々丸が現れた。
※茶々丸の本体は綾乃の電子傀儡〈エレク・マリオン〉の過負荷で大破しました
千歳「あ…茶々丸姉様!」
エヴァ「む…コイツと知り合いなのか茶々丸?」
茶々丸「え、えぇ…まぁ…それより、まず隼人さんの介抱を…」
エヴァ&千歳「…あ(汗」
茶々丸の登場で何とかその場は収拾されたのだった…