特別メニュー(ミルクレープ)

□To You &…
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電話の向こうの相手は喋り続けている。



?「俺達は全国に進むことができたよ。そっちはどう?」


『気持ち悪いしゃべり方すんなや。











雅治。』



雅治「プリ。」






そう、電話の相手はあのクソ詐欺師―――あたしの従兄。
少しでもあいつと同じ血が流れてると思うと鳥肌がたつこと山のごとし!!





『んで、学校まで電話してきて何の用なん?』


雅治「特に用はなか。」


用もなく学校にまで電話してくるなぁぁぁあ!!!!


『…幸村君から黒魔術でも教えてもらおうかな。』


雅治「やめときんしゃい。」






小さい頃からこのアホにはからかわれて育ってきた。
正月の親戚の集まりとかでも、こいつにはあんまり関われへんように過ごしてきたのに……







なんでこのタイミングで電話とかしてくるん!?











あの後、嫌っちゅうほど暴言吐いて(職員室やってこと忘れてた)電話切って、横で顔がひきつってるオサムちゃんを軽く無視して、練習を始めてるであろうみんなの元へ戻った。









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